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February 16, 2012

モンゴリアンのほこり

Dsc_0571午前中は内蒙古農業大学を訪問。東大やJRA競走馬理化学研究所で8年間、主に馬の遺伝子の研究をされていたという芒来教授に話をうかがう。内モンゴルにもサラブレッドやその他の品種の馬を輸入していて、繁殖を行っているという話など。ばんえい十勝関係者からは重種馬もぜひよろしくというお話など。昼飯はしゃぶしゃぶ屋さん。ひとりずつ小さな鍋が出てくるシステムのしゃぶしゃぶ。ちょっとクセのある羊のしゃぶしゃぶがおいしい。店員がきわめてぶっきらぼうでめんどくさそうな態度なのも、ここが漢民族系のお店と思えばまたそれもアリかと。午後は訪問予定の方が忙しそうでお会いできず、内モンゴル自治区の巨大な博物館を見学し、その後、王昭君のお墓と博物館も見学。ここの街中を歩いていると、やはり英雄はチンギスカンであり、また馬の像や絵をいたるところで見かける。この国の人にとって馬はパートナーなのだと。モンゴル国のほうはモンゴル文字を捨ててしまったが、内モンゴル自治区ではちゃんとモンゴル文字を残しており、そういう意味ではモンゴル国よりもこちらのほうがモンゴル人としての誇りは高いのかもしれない。夜は、この視察旅行のコーディネートをしていただいている旭川在住のムリグンさんの血縁友人一同と総勢18名だったか20名だったかで、モンゴル料理屋さんで歓待を受ける。後半には馬頭琴の演奏や民族舞踊なども。こちらではとにかく挨拶するごとに酒を一気で飲むのが礼儀となっているようで、高知の返盃の儀式(なのか?)と相通ずる感じ。しかしその回数や量は高知のそれをはるかに凌駕するもので、ぜひ高知県民を連れてきて飲み比べさせてみたい(笑)。

競馬●G2アルファヒディフォート(メイダン芝1600m,NH4&up/SH3&up):もともとはクールモア所有だったヴァイカウントネルソンがゴール前で抜け出し重賞初勝利。半馬身差2着にアルバーシル。1馬身差3着マスターオブハウンズ。

本日の酒●挨拶ごとに盃を交わす酒は蒙古王(モンゴリアンキング)という高梁(って何?)と小麦でできたアルコール38%のウォッカのようなお酒。それを小さな盃でストレートでグビっとやるわけですよ。

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Comments

高粱=コーリャン=モロコシ、ですね、昔、学校で代表的な飼料としてコーリャンって習ったような気がしますが、いまはモロコシっていってるみたいで・・・

Posted by: まりおん | February 17, 2012 02:53 PM

コーリャン、もろこし、キビの一種ですね。原料がキビの蒸留酒だからバーボンのような味には・・・なってないよね(笑)

チャン・イーモウ監督、コン・リー主演の「赤いコーリャン」っていう名作がありましたな。

Posted by: あなあな | February 17, 2012 11:07 PM

遅い返事ですが、そうです。キビらしいです。お酒も甘い香りがいい感じでした。

Posted by: さいとー | February 21, 2012 12:05 PM

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