オルドスの牧場と競馬場
午前2時15分起床(笑)。5時間ほど前までカパカパと飲んでいた酒があまり残っていない。蒙古王、なかなかいいお酒です。団体行動ゆえ自分のことをやろうと思えばそのぶん早起きするしかない。ただ今日は車での長距離移動なので、その移動の最中にたっぷりと眠れる。午前7時半にホテルを出発。高速道路を飛ばし、途中、黄河を横断してオルドス市のガルタというところにある成吉思汗御馬苑に正午近くに到着。距離的には360キロほどあったそうだ。内モンゴル馬業協会が所有する主に繁殖用の牧場で2010年に完成したという。まわりにはほとんど何もない砂漠の中にあり、厩舎はなかなかに豪華。06年に見学したドバイのエミレーツスタッドにつくりが似ている。内モンゴル馬業協会ではドバイから種牡馬を譲り受けるなどのつながりがあるため、もしかしてエミレーツスタッドと設計者が同じという可能性は十分に考えられる。約50頭分の馬房がある厩舎が4棟。ここにいる馬はまだ59頭で、サラブレッドと思われるのはそのうち半数いるかどうか。サラブレッドを生産して競馬までという状況にはほど遠く、まだまだ研究段階のよう。オルドス市には競馬場もあるらしく、60キロほどフフホト方面に戻ったところでようやくその場所を探し当てた。競馬場といっても周回コースとかまではできてないようで、ネットで検索した情報などから推測するに、2010年にそこをスタート/ゴール地点にしてナーダムをやったらスタンドの一部が崩落してしまい、今は大規模改修中ということらしい。中には入れてもらえず金網越しに見ただけなので詳細は不明。さまざまな面で、この国でちゃんとしたサラブレッドの競馬開催はまだちょっと先のことでしょう。というのが本日の感想。
競馬●ゴールドジュニア。アウヤンテプイが後続を寄せ付けず逃げ切り勝ち。5馬身差2着に兵庫のケンスターハーバー。2馬身差3着にマルチゴールド。●エルドラドがシンガポールの年度表彰でチャンピオンステイヤーに。●G2バニヤス(メイダンAW1400m,PA 5&up):直線3頭の争いから抜け出したのはカンダールドゥファルガス。3馬身差2着にアフアルガブラ。2馬身半差3着にクワイトアショウ。●G2バランシーン(メイダン芝1800m,NH4&up/SH3&up):中団を追走したマーブーバが直線外から差し切って前走G2ケープヴァーディの雪辱。そのケープヴァーディを勝ったファーストシティは2馬身半差2着。クビ差3着にリーム。
本日の酒●アサヒではないローカルのスーパードライを名乗るビール。そして昨日に続いて蒙古王。
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