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July 17, 2005

残念ダイアモンドダスト4着

diamond朝5時か6時ごろ激しい雨で起こされた。このまま雨が降らずに馬場が乾いてくれればと思ったのだが……。いよいよシンガポールダービーだ。高岡厩舎にとってもこれがシンガポールに来てのひとつの区切りになるであろうし、図らずもそのレールを引く手助けをすることになったぼくにとっても同じことだ。移籍してきた最初の年にハライゴシがシンガポールダービーに出ているのだが、ただ出るだけという感じに近かったあのときとは状況が違う。今回は十分に勝ちが狙える立場での出走だ。きのうはレース中にソフトからイールディングに回復してくれたのに、当然今日の馬場はソフトに逆戻り。時おり陽も差して風もあったので少しでも馬場が回復してくれればと願ったのだがさすがに今朝の大雨では無理だった。シンガポールダービーを前にして馬券発売システムの調子が悪くなったからなのか、一旦かかった騎乗合図が取り消されレースが10分遅れると表示された。実際のスタートは15分か20分くらい遅れただろうか。ダイアモンドダストは好スタートで好位につけた。前を行く3頭はほとんど人気薄だから気になるのはダイアモンドダストの手ごたえだけ。しかし向正面で後退こそしないもののあまりいい手ごたえには見えない。と思っていた3コーナー手前、人気の一角マウントストリートが不自然に手綱を引いたと思ったら1番人気の2冠馬ロイヤルキャプテンが故障して後退する煽りをくった格好だった。直線に入ってダイアモンドダストが一瞬伸びかけたかに見えたが、それはおそらく「伸びてくれ」という強い思いからそう見たような気がしただけかもしれない。直線中ほどで前3頭が壁になるような感じになったがそもそも伸びる脚があればその前に抜け出していただろう。4着でゴールしたのを確認したときは何が勝ったかわからなかったが結局トライアル5着だった伏兵ハローアンドグッバイが後続を離して逃げ切り。長距離の道悪で人気薄の逃げ切りという典型的な結果だった。なんかイングランディーレが逃げ切った天皇賞のときのような「お願いだからもう一度やり直しさせてくれよ」というのに似た雰囲気。脱力感で残念という言葉も出ない。高岡調教師によると2コーナーあたりでノメッているのがわかったという。向正面を正面から映した映像を見るとかなり泥が跳ねていて相当馬場が悪いのがわかる。それでもそれほど荒れていない外目を走っていたらしい。普段なら3コーナーあたりではまだガッチリと抑えた状態なのに、すでに手綱を動かしての追走だったので、あの時点でダメだなと思っていたという。しかし勝ったハローアンドグッバイのマーシュ調教師は今年シンガポールで開業しここまで勝ち星がなく、なんと初勝利がダービーだったという幸運がうらめしい。帰りのタクシーで「またコツコツやっていくしかないか」という高岡調教師の言葉がなんとも印象的だった。「どんな馬場でも走れる強い馬を作らなきゃダメなんだな」とも。
夜は馬主のたかちゃんをはじめ日本から来ていた方々と先生夫妻と総勢9名で残念会を地中海料理を名乗るエスミラーダ@チャイムスにて。10時40分発のJALで帰国するぼくは途中で失礼させていただいた。

競馬●3歳牝馬のばんえいプリンセス賞。終始先行したエンジュダイヤが先頭で障害を越えぶっちぎり。1番人気の黒ユリ賞馬ウィナーサマーは他馬より20キロ以上重い重量がこたえたか2番手で障害をクリアしたものの7着に沈んだ。●盛岡・牝馬オープンのエレガンスCは1番人気トーホウガイアが中団から抜け出す。中央から移籍以来13戦8勝2着3回3着2回。●福山初の高知のサラブレッドとの交流戦はスイグン、ユキノホマレの決着。ハナ差3着に高知のフォーバイフォー。ナイキアフリートは競走中止で予後不良だったらしい。●1カ月ぶりC3に出走のイヴニングスキーは4着。これで5戦勝ちなし。●G1愛オークス(カラ12F,3yo f):2番人気のシャワンダが5馬身差圧勝。デビュー2戦目から4連勝でG1制覇。アガカーンの自家生産でシンダー産駒、鞍上クリストフ・スミヨン。2着プレイフルアクト、3着モナリサ、1番人気のモンジュー産駒ダッシュトゥザトップは5着。●G2デラウェアH(デラウェアパーク10F,3&up f/m):唯一のG1馬アイランドサンドが直線で抜け出し。3 3/4馬身差2着に逃げたツートレイルスー。1番人気イソラピウベラは8着。●G3レオナルドリチャーズS(デラウェアパーク8.5F,3yo):サンキングが逃げ切り圧勝。1番人気のハイリミット3着。●G2サンセットBCH(ハリウッドパーク芝12F,3&up):イギリスから移籍2戦目のオールウェイズファーストが差し切り勝ち。バラセア産駒でシェイク・マクトゥームの持ち馬。2着は最後方追走の1番人気ランナウェイダンサーとティエッチアプルーヴァルが同着。●G2トムフールH(ベルモント7F,3&up):2番手追走から残り1ハロンで先頭に立ったSmokumeがグレード初勝利。父Smoke Glacken、母Presumeでスモクームって読むんでしょうか。●カナダ3冠の2冠目プリンスオブウェールズS(フォートエリー9.5F,3yo):3番人気のアブロが逃げ切り勝ち。クビ差2着にブービー人気のオータムスノーで、1冠目のクイーンズプレートを勝って断然人気となったワイルドデザートは3/4馬身差3着。

本日のワイン●エスミラーダにて。ニュージーランドの定番、クラウディーベイ・ソーヴィニヨンブラン04。赤はステレンボッシュのカノンコップ・カベルネソーヴィニヨン01。JALのY席の白はAOCボルドーの銘柄失念。途中で寝てしまい赤までは至らず。

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